日本を代表する有名な温泉であり秋田の秘湯・鶴乃湯温泉。うんと山奥にあるため、水車を回して自家発電の昔ながらのランプの宿。ちょっと前まで携帯やwifiは通じない、デジタルデトックスが出来る宿でした。今回はそんな鶴乃湯本館へ日帰り入浴してきました。
ここは山奥にありながら宿場町のような雰囲気。300年以上の歴史を誇る木造の建築物。なんだか江戸時代に迷い込んだような空間が広がります。
秘湯ブームに乗っかって、有名になった鶴乃湯温泉はドラマのロケやJRのCMでおなじみのあの温泉。私が子供の頃は本物の秘湯でしたが、今では世界中から観光客が年間7万人以上訪れる超人気温泉です。
連休や祝日などは人が来すぎて駐車場60台待ち、入場に人数制限がかかるなんていう話もちらほら。ゆっくりと楽しみたい方は宿泊するか、平日の空いていそうな日を狙って行くことを強くおすすめします。混みすぎて入れないこともあるらしいので・・・
日帰り入浴の場合、入り口から少し歩いたところにある事務所で入浴料一人600円を払います。午前11時から午後3時までが日帰り入浴が出来る時間です。この日、私は午後2時に行ったのですが、駆け込み入浴(?)で脱衣所がちょっと混んだりする場面も。人ごみが苦手な方は早い時間帯に行くといいかもしれません。
宿泊棟の先にある橋を渡ると温泉に到着。ここは宿泊すると、囲炉裏で焼いた川魚や名物の山芋鍋が食べられます。私は地元民ですが真冬にこそ泊まってみたい!白湯と黒湯、源泉の違う2つの内湯、女性専用の露天風呂へはここから入ります。
こじんまりとした脱衣所で服を脱いで。ちなみに白湯と黒湯の入り口は個別にあって一旦服を着替えることになります。また、混浴露天風呂は少し歩いた場所にあり、同じように着替えが必要。面倒な方はワンピースとか着替えるのが楽な格好で行くと良いかもしれません。貴重品を入れる鍵付きの小さなロッカーもここにありました。
素朴でこじんまりとした内湯。最初私は黒湯に入ってみました。子宝の湯、別名ぬくだまりの湯は湯加減も良く、温まります。ここのお湯は他と比べて短時間でも身体が温まりやすいように感じました。汗が大量に噴き出します。
内湯には座って休むことの出来るスペースがありました。のぼせやすい方はよく休みながら入浴しましょう。今回、黒湯と露天で私たちはのぼせてしまい、白湯には入っていません。それくらい身体が温まりやすい泉質でした。
女性の露天風呂は大きく迫力がありました。入浴しながら山の斜面を眺めることが出来、四季それぞれの美しさが楽しめそうです。紅葉の季節や真冬の雪見風呂はどれほど美しいでしょう。またここに来ようと心に決めて。乳頭温泉郷の中で景色はダントツかもしれません。
細い小道を進むと、乳頭温泉郷を代表する名物の混浴露天風呂へ。外からも露天風呂の様子が見えるので、混み具合を確認しながら行ってみました。この時は誰もいなくて貸切状態の贅沢なひととき。
鶴乃湯温泉の混浴露天風呂は乳頭温泉郷のお風呂の中で一番の大きさを誇るのではないでしょうか。このお風呂を目指して秋田に来る観光客は多く、秋田観光のシンボル的存在。ガイドブックでよく見開きで扱われるやつがコレ。
乳頭温泉郷 秘湯鶴の湯温泉
住所:秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
電話番号:0187-46-2139
HP:http://www.tsurunoyu.com/
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