ヒーリングフード【食物には魂を癒す力がある】
以前カンボジアで人々が原始的な生活をしている村を訪れる機会がありました。そこでは作物も人々も自然のままに存在していて。彼らが作ったお米を食べた時、突然ハートチャクラが開き、魂に愛のエネルギーが届くのを体感。食べ物から頂いたエネルギーは魂の領域にまで作用するのかもしれません。今日は自然農法と魂の食事についての旅話。
ヒーリングフード・・・それは愛
私は食事をした時、不意にハートチャクラが開いてその料理に込められたエネルギーが魂に響くといった経験をした事が人生で二回だけあります。
最初は13歳の時。親戚と一緒に軽井沢のレストランでオムライスを食べた時のこと。それを一口食べた瞬間、異変を感じました。そのオムライスには作り手の「愛のエネルギー」が込められていたんです。
世の中に美味しいものはたくさんあります。でも作り手の愛のエネルギーがチャクラが開くほどまでに込められたものを食べたのは生まれて初めての経験でした。
そのオムライスを一口食べる度、愛のエネルギーがハートから魂に伝わるのを感じました。生まれて初めてのことで、この喜びと感動を周りの大人達に自分がどう感じるかを一生懸命伝えようとしました。しかし、「オムライスを作ってくれた人の愛が魂に響く」なんていうことを理解してくれる人はいませんでした。
それでもオムライスの愛をたっぷり受け取った13歳の私は、その後しばらく自分史上最高に幸福な感覚で過ごすことが出来ました。
今思うと、愛のエネルギーがたっぷり込められたオムライスを食べた私は「レイキ」などのエネルギー療法を受けた後と同じような状態になったんだと思います。それはまさに「魂を癒す料理」ヒーリングフードでした。
愛溢れるカンボジアの家族
カンボジア人の親友「マユ」は子供の頃ホームレスでした。母親が彼女を裕福な家庭に養子に出そうと決意するほどに、子供の頃の彼女たちは貧しかったそうで。しかし、少しづつ経済状態はマシになり、路上で寝起きする暮らしから普通の生活が出来るまでになっていったそうです。
私が彼女と出会ったのはまだ普通の家に住んでいた頃。というのも彼女は化粧品会社を設立し、今ではカンボジアの若手実業家として頭角を表すほどの存在にまで登り詰めています。20代にしてカンボジアの首都・プノンペンの富裕層が住むエリアに大きな屋敷や不動産をいくつも持ち、銀行ではVIPルームに案内されていました。
彼女たちが他の人と違うのは、まだ貧しい時から自分よりも貧しい人たちを助けてきたこと。普通の家で暮らすことが出来るようになると、彼女たち一家は貧しい人たちに食料を配るボランティア活動を始めたそうです。そして、それは今もずっと続けています。
そんな彼女のお母さんの実家は首都プノンペンから車で4時間ほどの村出身。車で4時間と言っても途中で道は無くなります。そのため、部外者がこの村を訪れることは無く、この村に入った外国人は私が初めてでした。
その村には水道も電気も学校も病院もありません。本当に何もなかった。シャワーを浴びる代わりに川に入ったりするくらい。トイレに入ったら真っ暗で、ドア全開で用をたしたけど、それでも真っ暗だったし。
何百年も前から暮らしぶりは変わらないそうです。野菜を作り、魚を獲って、食べて眠る。とってもシンプルな暮らしぶり。その村の人たちはみんな幸せそうでした。貧富の差とか、物欲とか無いんだろうな。
そんな村で育つ作物はもちろん自然のまま。農薬も殺虫剤も肥料も無し。この土地では化学薬品に一切汚染されていないお米や野菜が採れるんです。作物を作る村人も自然のままに育つものを食べているようです。後は川でとれる貝や魚など。
カンボジアでは雨季と乾季があります。雨季の間は川の水量が増してこの村は浸水するため、家畜と人々は少し離れた土地に移動し生活するそう。
この日私たちは彼女の家族や村の親族みんなで魚や貝をとったり、竹を切って過ごしました。短く切った竹の中に村で採れたお米を入れて炊くんです。私はカンボジアで数年間仕事をしていましたが、これは初めての経験。
そして、炊き上がったご飯を食べた時・・・それは起こりました。突然ハート周辺のエネルギーがぐるぐると動き出し、ハートチャクラが開いたんです。そしてお米に宿った愛のエネルギーが魂に届いたのを感じました。この体験は人生2度目の中学生以来。
自然のままに育ったお米ってこんなにも美味しいんだって思いました。それは、どんな高価なブランド米よりもずっとずっと優しい味で。おかずも何もいらなかった。ただ口の中のお米を大事に噛み締めていたかった。そんな味。そして癒された。全ては愛のエネルギー。
この村の人たちは人間らしい、原始的な暮らしをしています。物質的な便利さや快適さはありませんが、都市部で生活しているカンボジアの人々よりも愛と豊かさを感じました。愛に満ちた人々が作るお米は特別なエネルギーを持つのでしょうか。
この素晴らしい経験を与えてくれた親友マユと家族の皆さん、村人たちに感謝します。
上の写真は村に向かう途中のお肉屋さんにて。お土産に牛肉を持って行くため立ち寄りました。カンボジアのお肉屋さんはインパクト大!