先日、インスタで人気のあるインフルエンサーのなつさん(@_natsurose_)のセルフラブウェビナーでコラボ対談をさせていただきました。セルフラブって発信してる方も多いし、最近よく聞くキーワード。その範囲は広く、今回のテーマは「心の闇との向き合い方」。今まで蓋をしてきたものが心の奥から溢れてくるようなこの時期、みんなどうしてる?
数年前から世界的にムーブメントになっている「セルフラブ」。どうして今、このタイミングでセルフラブがきてるのか。それは信念体系や社会の影響などから自由になり、人が本来の自分自身に戻ろうとする地球規模の流れになっているように感じます。このブログを見てくれているあなたも、目覚めの流れに乗っているってことじゃないかな。
例えばありのままの自分の感情に寄り添って自己肯定感を上げることや、インナーチャイルドの癒し。シャドーワークといった自分の心の闇と光が溶け合うことで、統合のプロセスを踏んでいくものなど。他にも瞑想や内観、アファメーションなど様々なアプローチがあります。
私たちが本来の自分に戻る時、まず初めに取り組むのが自分自身を癒すこと。特に、インナーチャイルドと呼ばれる「過去に傷ついた自分自身」と向き合うことは避けて通れない大切なプロセス。
私たちは過去のトラウマや傷ついた思いから無意識レベルで影響を受けています。思考や行動パターンに現れてしまうことも少なくありません。そういった古い情報を手放していくことで、自分自身が癒されることによって、少しずつ本来の自分が現れてきます。
潜在意識という言葉、スピリチュアルに興味がある人なら聞いたことがあるかもしれません。「引き寄せは潜在意識レベルで行う」「潜在意識のブロック解除」なんて言葉も書店で見かけるようになりました。
人の意識は潜在意識と顕在意識に分かれます。インナーチャイルドは心の中の無意識の領域である、潜在意識上にあります。人生で傷ついたことがない人や、辛い体験をしたことがない人はいませんよね。誰しも傷ついたインナーチャイルドを抱えているもの。
私たちは悲しみのまま生きてはいけないので、インナーチャイルドに蓋をして、無かったことにして生きていきます。私のクライアントさんも、壮絶な体験をした子供の頃の記憶を綺麗サッパリ忘れた状態でやって来たりして。
しかし、長年放っておいた傷口が化膿して、痛みや生き辛さを伴います。
子供が親から受け取る影響の大きさは、計り知れません。子供にとっては親が全て。親の価値観で物心つくまでは、この世界を体験していきます。
母は自己肯定感の低い女性で。いつもお金に対する不安を抱えていて。私は空気を読む子どもだったから、母に対して欲しいものを欲しいと言ってはいけないと感じていたんです。そして、なんでも買って貰えるお友達や、親に願いを叶えて貰える子たちを心の中で嫉妬したり、わがままだなって思っていました。
そのまま大人になった私は、子どもの頃と同様に、欲しいものを欲しいと人に伝える事がいけない事だと思い込んでいて。
バリ島である日、家族みたいに過ごしていた大好きな人たちにこう言われたの。
「欲しいものを欲しいと言わない、あなたのそういう所が嫌い」って。それはもう、衝撃。大好きな人ともっと時間を過ごしたかったんだけど、その時期とても忙しそうだったから。一緒に時間を過ごしたいなんて言ったら相手に迷惑だと思っていたし。
これが母から受けていた影響だってことにさえ気づかなかったんです。先に空気を読んで、人に迷惑をかけないよう行動するのが正しいと思っていたし。こういう事ってみんなあるんじゃないかな?
本来の自分自身に戻る最も近道は、自分自身を深い領域から癒すこと。こじれてしまった自分との仲直りのサポートを、プロのヒーラーやカウンセラーに頼る時があっても構いません。
でもインナーチャイルドは、最後は私たち自身に癒されるのを待っています。私はヒーラーで、自分自身や多くの方のヒーリングをする際に感じたことがあるんです。
私たちはインナーチャイルドに自分で気づいて、感じて解放する、本当の自分に戻るプロセスを体験するためにこの時代の地球に生まれてきました。
幼少期から大人になるまで抱えてきた、たくさんの想いさえ大切な体験に過ぎなくて。ただそれに気づいて、感じてあげることが必要で。
私たちが持つ、子供の頃からの思考癖や古い思いこみや制限に気づいて外していくと、思考や行動が軽やかに。生きるのがとっても楽になります!
私たちって自分自身に思いこみや制限をかけて生きているもの。例えば容姿一つとっても「美のスタンダード」を信じて疑わないでしょう?
以前、オーストラリアから来日した友人が、都市部のファッションビルのショップで売られている服を見て愕然としていました。「どういうこと!?日本の服はワンサイズしか無いの!?」って。・・・確かに。
日本のファッション業界で、特に若者向けのブランドは、一番売れるサイズに絞って大量生産することで、コストを抑えて利益につなげているのでしょう。もちろん見栄えやデザイン、ブランド性も込みで。
それを欲しがる私たちは、服に自分のサイズを合わせようと、ダイエットをしたりエクササイズをしたことがある人も多いんじゃないでしょうか。自分に合った健康的な状態をキープするのは良いことだけれど。いつしか女性たちは痩せて、若く美しく存在しなければいけない縛りを自分に課してきた人も少なくないのでは?
余談ですが、私の父は「女性は容姿が全て」といった価値観を持つ人です。そんな父の影響から私はコンプレックスの塊でした。日常的に美人の母や他者と比べられては「こんな姿に生まれついて、かわいそうに・・・」と嘆かれたり、誰かれ対して容姿をジャッジし「ブス」という言葉が、四六時中家の中を飛び交っていました。
そのため、長い間私はミスコンタイトル保持者やモデル、女優のように美しくなければ女は価値がない。美人じゃない女性は豊かで幸せになれない、といった強烈な思い込みがありました。でもこれは、親の価値観が自分自身の制限を創っている典型的なパターン。
日常的にこういった、不要になった思いこみや制限を外していくこともセルフラブの大切なポイント。自分自身のコンプレックスを好きになるってかなりハードルが高いけれど。気にしない、もしくは気にならない位ニュートラルな感覚があればそれで充分!
人は、心の奥からふと湧いた感情を、無かったことにしてしまうことがある。例えば、好きな人から大切にされていないように感じてしまう時。親密な人との関係に、小さな違和感を覚えながらも、気づかないふりをしてやり過ごしたり。こんな時は自分が感じたことを、無かったことにしないで欲しい。
人とのやりとりで、時たま心がもやもやしたりすることがある。こんな時は、自分の心と対話する絶好のチャンスです。誰かに愛されたい、もっと尊重して欲しいって感じる時は、自分の内側を深く感じてみる。そうすると、自分自身に愛を向けて欲しがってる自分がいたりするもの。また、他者に認められたい時ほど、自分で自分を認めてあげる必要があったり。
そんな風にどんな感情が湧いたとしても、ただそれを感じて、自分の内側を見つめて欲しい。ここで大切なのはジャッジしないこと。どんな感情が湧いてもいいんです。人間だもの。
そして自分で自分を少しづつでも満たすことをしていくと、あなたは以前よりもずっと自分や周りに優しくなっているから。
セルフラブって内側から溢れる感情をたっぷり感じて、自分に優しくすることでもあるから。不安や悲しみ、心のもやもやを感じた時こそ自分と仲直りをするチャンスです。ありのままを感じてみてね。
潜在意識をクリアリングし、インナーチャイルドを癒す