100日間服を買わないチャレンジ【ファッション断食で心を整える】
ファッションやショッピングが好き。でもクローゼットは満杯なのに、毎日のコーディネートに満足出来ない・・・そんなあなたにオススメなのがファッション断食。「100日間服を買わない」ことで物や自分自身と向き合い心を整えてみませんか。「足るを知る」ことで物欲からの解放、そして自分が本当に望むことにフォーカスし人生の舵を取ることが出来るようになるために。
ファッション断食で得られること
本当に好きな服や使っている服って実は案外少ない物。100日間服を買わないことで今のクローゼットと自分自身を見つめてみましょう。
- 「今ある服」ととことん向き合える
- 「好きな服」や「自分らしいコーディネート」を考えるきっかけに
- 「自分のスタイル」を再構築する
- 今ある服を丁寧に使う意識が芽生える
- ショッピングで使っていた時間やお金を節約する
- より洗練された生き方へのシフト
「100日間服を買わないチャレンジ」のルール
100日間服を買わないこと
100日間は短いようで長いです。始めるタイミングによっては夏の終わりから冬の初めまでなど、2〜3シーズンにまたがることも。ショッピング好きな人にとっては試練かもしれません。
しかし、服を買うことをしばらくの間やめてみると自然と物欲が落ち着いてくるのもまた事実。落ち着いた気持ちで本当に欲しいもの、必要なものと向き合うことが出来るようになってきます。
ファッション雑誌を買わないこと
ファッションの最新情報に触れる機会を100日間無くしましょう。物欲を刺激しないように!今ここで大切なのは、自分が過去に買った洋服と真剣に向き合うこと。ファッション雑誌を読む代わりに興味ある分野を勉強したり、本を読んで過ごしてみるのも良いかも。
下着類や服飾小物の購入はOK
消耗品である下着類、そして帽子やバッグ、靴、アクセサリーなどの小物類は買っても良いルール。普段洋服ばかり買ってしまいがちな人には小物を効かせたコーディネートを考える良いきっかけになるかもしれませんね。
毎日のコーディネートを記録する
その日着ている服を身につけた自分自身を写真で撮り、保存する。それってなかなかハードルが高い。でも、客観視するって大切なこと。似合うと思ってたのに・・・あれ・・・?なんてこともあるし。去年は似合っていたスタイルが今年は似合わなくなっているなんてことも。
体重は変わらなくてもボディバランスは変わるし、髪のボリュームや肌や髪の質感は加齢とともに変化します。見たくはないけど客観的に見ることで「今の自分」に何が似合うかがわかってきます。年齢に合った無難なスタイルではなく、本当に似合う自分らしいスタイルを探しているなら、まずは客観視をすること。
マイルールを作ってもOK
旅先での出会いは一期一会。例えば旅先での服の買い物はOKにする。また、結婚式やパーティーなどイベント用のドレスは買っても良いなど自分ルールを作ると続けやすいかもしれません。
私は以前「100日間服を買わないチャレンジ」の真っ最中に旅行をして挫折したことがありました。長期旅行中はどうしても現地の気候に応じて服の購入や買い替えが必要になるからです。マイルールを作っておけばあの時続けられたかも?と思います。
100日間服を買わないチャレンジをやってわかったこと
服には一軍と二軍がある
年齢とともにライフスタイルも変わってきます。以前は海外の住みたい街に数ヶ月移動しながらPCで仕事をしながら生活をする「ノマド」と呼ばれるライフスタイルでした。
今は山の中の自宅でPCに向かう日々。毎日選ぶ服は「ワンマイルウエア」と呼ばれるようなリラックスアイテムが中心です。あとはヨガやランニングをするのでスポーツウエアとか。
そうなると、使用頻度の高い一軍服→部屋着、スポーツウエア、作業着(ガーデニングや畑仕事)仕事用ワンピース
あまり着ない二軍服→欲しい!素敵!と気持ちのままに買ったおしゃれ着やリゾートドレス、水着とか・・・
お金をかけた服ほど着ていない(コロナの影響で出かけられないため)ということがわかりました。ライフスタイルと手持ちの服がずれてしまっているんです。
試着をして買った服ほど満足感が高い
地方それも山の中で生活しているため、オンラインショッピングがライフライン。洋服を購入する際はサイズを念入りにチェックしますが、それでも届いてからお直しをすることも多いです。
素材感も触ってみないと写真だけではわからないし。商品が到着してからドライクリーニングオンリーと知るとか、生地が安っぽいとか・・・商品を実際に手にとってみることの大切さを感じました。試着をしてこれだ!と納得して買う服の方が満足感が高いようです。
ファッションに自分軸を作ると良い
例えば手持ちの服のベースカラーを白と決める。白は誰にでも似合い、どんなコーディネートにも使える万能色です。それにベージュやライトブルーなどを加えてワードローブを3色でまとめる。色を固定するだけで少ない服でもおしゃれに着まわしがしやすくなります。
そして「カジュアル」「エレガント」「モード」「ガーリー」「マニッシュ」「ナチュラル」などのうちどれかに自分の系統を当てはめる。エレガントならその中のさじ加減で仕事モードや休日モードを作っていく。これは自分のスタイルを固定することで自分らしさを出す方法です。
主役を一点に絞る。例えばベーシックなコーディネートに個性的なバッグを合わせる。帽子を主役にワンピースをシンプルに着るなど。一箇所だけポイントを作るとしっくりきます。
リメイクで服を再生させる
ある方のインスタグラムの投稿で知ったんですが、日本では年間33億着の服が廃棄されているらしいです。そのうち25%は新品、つまり一般人のタンスの肥やしやファッション業界の産業廃棄物が4分の1をしめています。地球環境がこんなクレイジーな状況に耐えられるはずは無く、大量消費社会の限界は近いかもしれません。
そんな訳で、裾が汚れて着られなくなった服を捨てずに新たな命を吹き込んでみることに。今回は白のリネンのパンツをショートパンツにリメイクしてみました。
「ショートパンツが似合わないの」
って思っている人は世の中にどれくらいいるでしょうね?
はい、それは私です。でも、今回新たな発見がありました!
ショートパンツは「自分が綺麗に見える長さで切れば良い」
これはリメイクだから出来ることなんですが。既製品だとショートパンツは似合わないっていう人も、似合う長さで作れるんです。試してみてね。無心になってひたすら縫う。針と糸を手に持って物と向き合う時間はまるで瞑想のようでした。物を大切にすることは、自分を大切にすること。
「欲しい」の奥にある気持ち
ずっと欲しくてたまらないものはありますか?それは仕立ての良いコートかもしれないし、憧れのブランドのバッグかもしれない。それを手に入れて至福の自分を思い浮かべちゃうような・・・
何かを欲しいと強く思う時、自分の気持ちを深く深く掘り下げてみてください。
「どうしてこんなに欲しいんだろう・・・?」
「これを手にした私はどんな気持ちになっている・・・?」
私たちが何かを強く望む時、その思いの奥には「人生をもっと楽しみたい」「自己実現を叶えたい」「自分の人生を愛したい」そんな思いがある気がします。
自分が心のうんと奥で望んでいるのは「自分をもっと愛したい」ってことなのかもしれません。自分の望みを叶えたいと思うのはヘルシーなマインド。だから自分を愛して、時間を使って、内側の声を聞いてみましょう。
本当に、一番望むものを自分に与えてあげられたらいいですね。みんなが一番欲しいものだけで満たされた時、地球上からだんだん無駄なものが無くなっていくと思うんです。
最後に
ファッション断食をしていく中で気づきがありました。それは「誰かになろうとしなくていい。自分らしく生きたらいい」ってこと。
インスタグラムなどで見かける多くの魅力的な人たちは「自分らしい装い」を楽しんでいて、それが最もその人らしい美しさを表現していました。ああ、そうか。私は「本来の自分」になりたかったんだ。自分を深く愛することで、人はより「自分自信」を生きることが出来るようになります。
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