秋田県の乳頭温泉郷は秘湯の鶴の湯温泉が全国的に知られています。中でも再奥にある黒湯温泉は働いている人たちの温かな接客や泉質、その素朴な雰囲気で温泉ファンの心を掴んで離しません。今回はそんな秘湯・黒湯温泉日帰り湯のご紹介。
年間7万人以上の人が訪れる秋田の秘湯・鶴の湯温泉は全国的に有名ですが、温泉通に好まれる秘湯はここにも!その名も「黒湯温泉」。300年以上前からすでにこの土地で温泉は湧いていて、獣が傷を癒していたなんて話も伝えられています。
乳頭温泉郷のブナや白樺の森を奥へ奥へと進みます。新緑の季節に行ったこともあり、森の中は青々と美しくこの景色を眺めているだけで癒されます。自然浴って人間にとって本当に大切な事かもしれませんね。
駐車場から歩くこと3分。温泉の入り口には沢清水が用意されていました。今回は6月上旬に訪れたんですが、この時期遅い春を迎えた山の雪解け水が飲めるようです。ちょうど喉が渇いていたのでお風呂に入る前にいただきました。冷たくて美味しい!
黒湯温泉では日帰り入浴の場合は男女別の内湯&露天風呂、混浴の内湯&露天風呂計4か所の温泉と打たせ湯を利用することが出来ます。宿泊の方は宿泊棟の中にも温泉があるそう。
黒湯温泉は受付をはさんで建物が点在しています。源泉が2つあり、混浴温泉と男女別の温泉の間は徒歩1〜2分といったところでしょうか。離れているため2か所の温泉それぞれに男女別の脱衣所もありました。
日帰り湯の方は受付で入浴料600円を支払ってからそれぞれの温泉へ。ちなみにコインロッカーも受付の近くにあるそうで、安心ですね。30年ほど前に訪れた時はコインロッカーなんてもちろん無く、秘湯の近代化を感じます。
幸か不幸かこの日は水関係の故障トラブルがあったようで、私が訪れた時、入浴客は私だけでした。まずは混浴風呂のある建物へ。
混浴ですが、脱衣所は男女別に分かれておりトイレも別々。こじんまりとした脱衣所で服を脱いでまずは混浴の内風呂へ。黒湯温泉と言う名前上黒い温泉なのかと思いきや、実際は白い濁り湯なんです。
こじんまりとした混浴露天風呂からは周囲の木々が見渡せます。このロケーションを独り占め出来てありがたい!お湯に浸かると身体が見えなくなるほど白濁したお湯でした。単純硫黄泉で薬効効果と美肌効果が高いそう。
温浴効果で短時間で血行が良くなったせいか、むくみがスッキリと取れて顔も身体もシュッとしました!お肌のトーンも2段階は明るくなって温泉の凄さを感じます。例えて言うならホットヨガを1時間こなし、大量に汗をかいた後のようなお肌ピカピカ具合です!
混浴のお風呂と男女別のお風呂は少し離れていて、一旦服を着て歩いて行きます。
茅葺屋根の自炊湯は100年前の建物だそう!そして宿泊施設、お食事処などを通過すると・・・源泉が湧いている場所がありました。
源泉が湧いているところをこんなに近くで見られる温泉って限られているのでとっても貴重です。
テーブルや椅子が置かれていました。源泉が湧いているところを見ながら座ってゆっくり休むことも。男女別の温泉がある建物はこちら。
こちらは女湯の内風呂です。混浴のお風呂よりも大きく広々しています。この日のお湯は少しぬるめでゆっくりと長く浸かって入られそう。
露天風呂も大きく、混浴とは少し泉質が違うそうです。例えて言うなら混浴温泉は白濁していてお湯に浸かるとおっぱいが見えません。こちらのお湯は少し透明がかっていてお湯の中でおっぱいが見える。だから白濁している方を混浴にしたのかな・・・?なんて考えながら入浴。後、混浴と比べてPH値が低くお湯がまろやかな感じも。
女湯の露天には打たせ湯もあります。お湯を首や肩、頭のツボにあてて水圧でマッサージ!圧も強すぎず弱すぎず、ちょうど良い!
他にも男女別お風呂の前にも打たせ湯小屋がありました。
黒湯温泉の全体図は受付の近くに。手書きの案内図にほっこりします。そういえば、手書きの看板などにも手作り感があり温かみを感じさせる宿です。
忙しい日常を送る人ほど、こんなところに泊まって数日間の温泉三昧なんていいかもしれません。
【黒湯温泉】
営業時間 9時から16時(冬季11月中旬から4月中旬休業)
電話番号 0187-46-2214
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