みなさん「チネイザン」や「カルサイネイサン」って聞いたことはありますか?「チネイザン」は氣内臓マッサージで「カルサイネイサン」は睾丸(女性の場合は子宮)のマッサージを指します。男性には「睾丸マッサージ」って言った方がわかりやすいかもしれませんが。(あくまでもマジメな方のマッサージです)
受けると「魂の声」が聞こえるらしく、なんだかスピリチュアルな匂いがプンプン。これは数年前に「チネイザン」を本場タイのチェンマイで受けた時の話。
チネイザンとは中国語の「氣(Chi)」「内臓(NeiTsang)」から来ていて腹部へのマッサージを指します。
古代道教(タオ)には「内臓に感情が宿り、感情が内臓を傷つける」という考え方があります。感情も消化される必要があり、我慢を重ねて未消化の感情は負のエネルギーとして溜まり内臓を傷つけてしまいます。
そこで腹部をマッサージすることによって、内臓に溜まった感情の乱れを整え自然治癒力を上げて病気を防ぐことを発見しました。
私はレイキヒーラーですが、腹部に感情が宿るという考え方は深く納得。施術中にお客様の腹部にストレスや怒りなど、負のエネルギーを感じることはよくあります。手をかざしているとあるポイントがピリピリ、チクチクと刺すような刺激を感じたり、冷たい冷気を感じたりと「ひびき」と呼ばれる違和感を感じるんです。
チネイザンには多くの効果があると言われています。普段から内臓にトラブルを持つ人ほどその効果を実感出来るかもしれませんね。私はこの時旅行中でストレスもなく健康なせいか、身体的な効果はさほど感じることはありませんでしたが・・・
チネイザンを受けられる場所はチェンマイ市内に数箇所あるようです。私は宿泊先からほど近い、チェンマイ旧市街にある「Omsala」というマッサージ店で受けました。ここではチネイザン、カルサイネイザン、タイ古式マッサージなどのメニューがありスクールもやっているようです。
このお店は美しい女性の先生が一人でマッサージやスクールをしています。マッサージ店の二階にはマットが一つだけあり二人っきりで静かにそれは始まりました。
先生の説明によると、チネイザン(氣内臓マッサージ)は本来カルザイネイザン(子宮または睾丸マッサージ)の前座のようなものらしく、この二つは一緒に受けると本来の効果を発揮するようです。
それでは思い切って子宮のマッサージもお願いします!と言ってはみたものの、この日私は生理最終日で断られてしまいました。生理中は子宮マッサージを受けられないらしいのです。ご注意ください。
噂によるとチネイザンは施術をする人によってすごく痛かったり優しいタッチだったりするらしい。もちろん受ける側の健康状態も関係します。Omsalaで受けたマッサージは少し痛みを感じたものの、痛気持ち良いくらいのレベル。そのため痛すぎて悶絶!なんてことにはなりませんのでご安心ください。
先生は最初私のお腹を「う〜ん。なかなか張ってるわね〜。もうガッチガチじゃない!」と言いながらしばらく手のひらや指で圧をかけながらオイルマッサージをしてくれました。20分ほどマッサージを続けるとお腹の張りもとれてふわふわに。お腹の緊張が取れた頃、なんだか頭がぼーっとしてきました。
起きている状態と寝ている状態のちょうど真ん中あたりでうとうとまどろんでいると、過去の記憶が走馬灯のように流れてきます。
人生で成功したことや失敗したこと、深く傷ついたこと・・・色々なことを体験してきたけれど、それでいいんだよと言うメッセージをインスピレーションとして受け取りました。
なぜかその時「全ての経験は大切だったんだ。そして私はヒーラーなんだ」と深いところから納得したのも覚えています。自分の人生に対する圧倒的な肯定感をマッサージで感じたのは初めての体験でした。これが魂の声を聞くということなんでしょうか。
チネイザンが終わる頃には私のお腹も意識もフワッフワになっていました。どうやって宿まで帰ったのはよく覚えていません。
タイのチェンマイの旧市街にあるマッサージ屋さん「Omsala」でチネイザンを受けられます。お値段はTHB2000〜(6000円越え)ほどでした。施術者は英語を話します。
詳しくはこちらから(英語HP):Omsala
タイのチェンマイを訪れた際には本場の「チネイザン」を受けてみては。普段意識することのない本当の自分の声が聞こえるかもしれません。私は人生が変わる数ヶ月前に不思議なタイミングでチネイザンに出会いました。
この後バリ島に渡りスピリチュアルな不思議体験をすることに・・・
続きはこちらから:魂の覚醒体験談〜ハイヤーセルフと繋がる瞬間〜